どうも、細貝です。
最近オンライン化が進み、
直接人と会って話すことが激減しました。
それなのに、今はコミュニケーション能力が重要視される時代。
人付き合いが上手な人ほど出世しやすいと言われています。
そのような人は仕事だけでなく、
周囲の環境も何だか充実していそうなイメージがありますよね。
逆に人付き合いが悪いと、何だか印象が悪くなりがちです。
けれど、人付き合いが苦手な人だって存在します。
僕も実際、少し前は人付き合いが大の苦手で、友達すらまともにいませんでした。
正直とても生きづらく、不登校にはならなかったものの、
毎日が退屈でした。
このままでは良くない、と危機感を覚え、
考えや行動を変えていった結果、少しずつ苦手意識がなくなり、
今では友人たちと楽しく、充実した毎日を過ごせるようになりました。
今回は僕の経験を基に、
もっと自分に自信を持って、
楽しく充実した日々を過ごせるようになる方法をお伝えします。
記事の概要
人付き合いが苦手と感じてしまう心理と原因
人付き合いが苦手と感じることの裏には、
なにかしら心理的な原因が存在します。
漠然と人付き合いが苦手、と感じる人は、
次にあげる心理的な原因で解決の糸口が見えるかもしれません。
まずは心の中の動きを把握する必要があります。
1. 傷つくのが怖い
虐待など親や周囲の人から愛されなかったり、受け入れてもらえなかった、
というように家庭環境が悪い中育った人、
過去にいじめなどの人間関係のトラブルに巻き込まれた人は、
また同じことがあったらどうしよう、と考えてしまいます。
そして再び自分が傷つかないように、
人と関わるのを避けるような行動をとり、
人と関わるのが苦手になっていきます。
2.自分に自信がない
自分に自信がない、コンプレックスを抱えている、
という人は、相手と関わっていくうちに、
コンプレックスを知られることに不安を覚え、
無意識にも人との距離をあけるようになります。
そして、距離をあけてしまったために、
自分が人付き合いが苦手だと思いこんでしまうのです。
3. 気を使いすぎる
話しかけようとしても、相手が迷惑ではないだろうか、
などと相手の気持ちを考えすぎてしまう人は、
人と関わるごとに気を使いすぎて神経をすり減らしてしまい、
段々人と関わることに消極的になります。
すると、人と関わろうと思えない自分を感じ、
人付き合いが苦手だと決めつけてしまうのです。
4. 他人からの評価を気にしすぎる
周囲からの視線や評価を気にしすぎると、
できるだけ良く思われようとして
やりたくないことも引き受けてしまったりと、
自分の意思に反する行動をしてしまう傾向があります。
そうすると、心も体も疲れが溜まっていき、
人と関わる=疲れるものだと認識してしまいます。
毎日疲れてばかりでは向いていないと感じますよね。
だからこそ、人付き合いが苦手だと思ってしまうんです。
5. 一人でいるのが好き
これは単純に、人と関わるより自分の趣味や世界が好きな人が
面倒くさがって人付き合いを避けているパターンが多いです。
これに当てはまる人は、逆に趣味でつながる仲間が多いので、
その気になれば簡単に苦手意識を克服できます。
別に人付き合いが苦手ではなく、やらないだけなんですから。
人付き合いが苦手な人の強み
人付き合いが苦手と聞くとマイナスな印象に捉えられがちですが、
どんな人でも短所と長所があるように、
人付き合いが苦手でも、
そうであるが故に素敵な強みを持っていることがあります。
なので、人付き合いが苦手だからと言って、
人より劣っているのかと言うとそんなことはないんです。
1. 他人がどう思うのか考えて発言できる
「自分がされて嫌なことは相手にもするな」という言葉がありますが、
自分が傷つくのを恐れている人は、言葉が持つ鋭い刃を知っているため、
慎重に言葉を選んで発言する人が多いです。
悪口ばかり言う人が好かれないように、
逆に相手を想った言葉を発言する人は好かれやすいので、
ぜひ自信を持ってください。
2. 繊細な人に共感できる
繊細な人というのは2通りあり、
それは外見が繊細な人と内面が繊細な人です。
ここでは後者を指しますが、繊細な人は感受性豊かな人であり、
そのような人に共感できるということは、自分もまた感受性豊かであることを表します。
3. 深い人間関係を築ける
人付き合いが苦手な分、一度心を許した相手とは深く長い付き合いをします。
浅く広い関係ではなく、深く狭い関係を好む人が多いです。
そのような人は、深い信頼関係が築けるので自分の素でいられ、
友達同士のトラブルがかなり少なく、友達同士であれば誰とでも楽しく過ごせます。
人付き合いが苦手な人の心が楽になる気づくべきこと
付き合いが苦手でも、その分長所があることをお話ししました。
けれど、それを知れたからと言って
前を向いて楽しく生きられるほど簡単ではありませんよね。
なので、ここからは今の自分から変わりたい、もっと人生を充実したい、
という人のために、
まずは心が楽になる考え方を3つお伝えします。
1. そもそも、人の本質を180度変えるのは無理がある
人の本質を変えることは、生まれた時から備わっているものなので
不可能に近いです。
しかし、行動を変えることはできます。
まずは人付き合いが苦手なことを受け入れて、長所と短所を認識し、
その弱点をどうカバーするために
行動すればいいのか、考えてみましょう。
2. 自分を好きになることから始め、相手を喜ばせることを考える
自分を好きになれ、というのはよく聞きますが、これも結構難しいです。
100%自信をもって「自分のことが好きだ」と言える人は中々いませんよね。
つまり、自分を好きになれ、というのはよく聞いても、
それはかなり難しいことなのです。
なので、まずは自分のダメな部分を受け入れられるようになりましょう。
受け入れられれば、短所をふまえての行動を決められるし、
相手を考える余裕もできます。
そして、相手を喜ばせてみることも重要です。
普段自分がされて嬉しいことを相手にもしてみてください。
相手を笑顔にさせられたら、あなたの勝ちです。
できたのなら、自信を持ってください。
3. 自分のことが嫌いな人は100%存在する
人には好き嫌いが必ずあり、全人類に好かれることは不可能です。
どんなに仁徳も才能も優れている人でも、
それを妬み嫌う人は存在します。
なので、無理して好かれようとすることは、
はっきり言って労力のムダ。
嫌いな人は存在するのだから、気にしてもしょうがないと開き直って、
人付き合いが苦手と言う勘違いを断ち切りましょう。
人付き合いが苦手な自分とうまく付き合うには?
人付き合いが苦手であると、
自分の思うようにうまくいかなかったり、ネガティブになりがちです。
どんなに自分のことが嫌いでも、
自分自身なので離れることができませんから、
嫌いな部分とうまく付き合っていかなければなりません。
それには、考え方だけでなく行動を変えることによって
身にけることができます。
1. 身なりを整える
外見はとても重要です。
靴、背筋、指先までに気を遣える人は、
周囲に気を配れる人であり、仕事ができる人と言われます。
また、制服に着替える時、
みなさんはこれから学校だ、と思いますよね。
自分で身だしなみを整えることで
気持ちを切り替えるスイッチにもなります。
身だしなみを整えることでメリハリがつき、
ポジティブな思考になれ、
人付き合いが苦手な思考を意識せずに済むということです。
2. 長所を見つける、作る
自分の得意なことはなにか、すぐに言うことができますか?
長所を1つでも即答できることは、
それだけ自信があるということです。
自分の良い所を探してみたり、
趣味を増やしてみると、
それが自信になったり、新しい友達を作るきっかけに。
その積み重ねが人付き合いが苦手な思考にとらわれなくなります。
3. 人と自分を比較しない、期待しない
人と自分を比較するのはやめましょう。
なぜなら、比較してしまうと
自分はダメだ、と劣等感をだいてしまったり、
逆に自分は優れている、と相手を見下してしまうという
悪い癖がついてしまうからです。
また、相手を期待しすぎてしまっても、
それが期待外れな結果になった時に大きく落胆してしまいます。
逆に、期待値が少なめだと、
人付き合いが苦手で失敗しても大して落ち込みませんし、
成功した場合の喜びは大きいです。
4. 笑顔を心がける
あなたはいつも笑顔で過ごしていますか?
笑顔でいると、印象が良くなるだけでなく、
脳が勝手に勘違いして幸せホルモンを分泌するので、
周囲の人だけでなく、自分も幸せな気分になります。
普段全然笑わない、という人は、まず口角を少しあげてみましょう。
人付き合いが苦手なマイナス思考をやわらげますし、
ほっぺたが筋肉痛になるかもしれませんね。
5. 挨拶を明るくしてみる
挨拶は大事だとよく言われますが、
そんなに大事ならただ言うだけで良いでしょ、と
形式な挨拶になってしまう人が多いのではないでしょうか。
けれど、挨拶はコミュニケーションの1つという役割だけではないのです。
明るい挨拶は初対面の人にいい印象を与えますし、
自分はここにいる、という意思表示にもなるので
承認欲求が満たされる行為でもあります。
つまり、自分に自信を持つことができるので、
人付き合いが苦手な自分を気にしなくなるんです。
6. 頑張りすぎない
最後に、一番大事なのが頑張りすぎないことです。
自分の心、体を大事にしましょう。
頑張りすぎてしまうと失敗は増えるし、
失敗が増えるとさらに自信を失ってしまいます。
また、適度に休むことで心に余裕がうまれ、
ポジティブな思考になれ、
人付き合いが苦手なマイナス思考にとらわれないんです。
人付き合いが苦手でもストレスをためない方法
人付き合いに苦手意識を持っていると、
毎日生活する中で必ず人と関わらなければいけないので、
どうしても他の人よりストレスが溜まりやすいですよね。
けれど、ストレスが溜まったからと言って
休むこともできないので、
限りあるプライベートな時間の中で、
うまくストレスを解消していかなければなりません。
そこで、ここからは時間をかけずにストレスをためない方法を
お伝えしていきます。
1. 自分の特性を受け入れる
自分の良い部分も悪い部分も受け入れられるようになると、
今までの悪い部分に関する悩みは消えますよね。
そうすると、心に余裕が生まれたり、他人と比較してしまっても
以前ほど深く傷つかないですみます。
人付き合いが苦手なのが自分なんだと開き直り、
どうするかを考えられるので、先に進むことができるんです。
2. 自分は大して気にされていない
周囲の目が怖くて行動できない、という人がいますが、
それは単純に自分に自信がないから
そう思っているだけです。
僕は実際に、髪の毛を切ったり新しい筆記用具に変えても
周囲の人たちにすぐ気づいてもらえなかったことがあります。
みんな自分のことで精一杯だったりするので、
あなたの思っている以上に周りの人はあなたのことを見ていません。
そうなると、人付き合いが苦手なんて気にしすぎなんだと
気づくことができます。
3. 思い通りになることは少ない
自分の思い描いた通りの人生が送れることは難しいですよね。
人生は、日々の積み重ねです。
つまり、みなさんが過ごす毎日も思い通りに過ごせるとは限りません。
なので、思い通りいくことを前提に考えず、
思い通りにいったらラッキーくらいに考えましょう。
期待しすぎないことが大事です。
例え、人付き合いが苦手でうまくいかない日があっても、
そういうものだと受け入れることができます。
4. 何も考えない日を作る
日々の勉強や人間関係などと、
考えたり悩むことがたくさんあると思います。
けれど、考えることがありすぎると頭がパンクしてしまうので、
何も考えない日を作ってみてください。
忙しいという人は、休憩の数分でも構いません。
瞑想をするなどして、頭を空っぽにする時間を作りましょう。
そうすると、頭が整理され、自分を見つめ直し
人付き合いが苦手なことも含めて解決策が見つかりやすくなります。
5. スルースキルを身につける
道端で勧誘してくる人がたまにいますよね。
皆さんは、いちいち立ち止まって勧誘者の話に乗ろうか悩まず、
ほとんどはスルーしますよね。
極端な話、それと同じです。
自分に怒りや妬みなどの負の感情が向けられても、
スルーできるようになると、余計なことに悩まずにすみます。
人付き合いが苦手なことに困る時は、
自分から困るというより、人に指摘されたせいで
悩むことになることが多いからです。
人付き合いが苦手な自分と付き合えるようになると…
上記のことを少しずつ習慣化すると、
自分に自信がつきます。
そうすると、心に余裕が生まれるので
今まで気づかなかったことに気づけるようになったり、
綺麗なものが目につきやすくやすくなります。
僕は苦手を克服してから、おいしいと思える食べ物が増えましたし、
夜道を歩いているときに星空を見上げて歩くようになりました。
また、自分と同じような仲間が増えるので、
互いに切磋琢磨しあうことができ、
人間的にも成長できるようになります。
そうすると、さらに自分を慕ってくれる人が増えたり、
仕事が順調に進んだりします。
僕も実際に周囲の人と話せるようになると、
自分でも気づかなかった長所や短所に気づけたり、
ライバル心を燃やして互いに切磋琢磨しあえるようになりました。
さあ、次はあなたの番です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
人付き合いが苦手でも前向きに楽しく生きられる方法を細かくお話ししましたが、
簡潔に一言でまとめてしまうと
余計なことに悩まずに自信をもって行動してみることが大事なのです。
余計なことって何、となるかもしれませんが、
それは人それぞれ。
僕の場合は、周囲の目を気にしすぎて話しかけられなかったですし、
同じような悩みを抱えていた友達は自分の性格にコンプレックスを抱えていた、
と話してくれました。
今すぐ自信をつけて考え方を変えられなくても、
少し意識して背筋を伸ばし、少し明るいトーンで話してみる。
これを毎日続けていくだけで、かなり自信がつきます。
苦手に思っても大丈夫です。
少しずつでいいので、まずは一歩踏み出してみましょう。